「Wizard inspire」より『レリック』



……拍手? ああ、君がしてくれたのか。礼を言おう。
『悪魔』の私が礼を言うのも、少しおかしいかもしれないがな。
さて。何か話をしたほうがいいのかな?
とは言っても、私は大した話は出来ないと思うが。



そうだな……人間と言うのは考え、行動する生き物だ。
君も分かっているな? それは獣や動物とは並外れた力だ。
獣や動物は本能のままに行動するが、人間には理性と言うものがある。
獣も巣を作り、生活をするが、人間はそれ以上に必要なものを揃え、生活している。
知能が高いと言うことは、生きて行く上で有利とも言えるだろう。
だが、それ故に酷なこともある。


喜びや、楽しさはまだいい。気が楽だ。
けれど悲しみを感じることや落ち込むことはないか?


獣とて、そう言う感情はもちろんある。
けれど生きていく事を第一に考えなければいけないために、そう言う感情に対して“強い”。
だが人間はそれを深く深く考えてしまうのだ。
自らが“思考”という泥沼にはまり、沈んでいってしまうこともあるだろう。
慰めの言葉を、かえって本来とは逆の意味に取ってしまうこともある。
そういう事象すべてを、嫌になる時はないか?


それが人間と言うものだよ。


人はそういう“負”の感情に対して脆い。
けれど、それを乗り越える強さがあるのも事実。
こうして考えてみると、人間と言うのは不思議な生き物だ。


昔は私も思い悩んだ。
そう言う私は、人間なのだろうか。
だが、今は平気になってしまった。
やはり伝承のとおり、悪魔なのだろうか。
いずれ分かることだとは思うが。


強くあれ、とは言わない。思い悩むことも時には必要な事だ。
人間全てが明るくいられるわけではないしな。
だからと言って思い悩んでばかりも勧めないね。
「悔しさをバネにする」という言葉もあるじゃないか。
思考していれば、いつかどこかで踏ん切りと言うものがつくはずだ。
その時は進める道へ進んで行けばいい。



さて、こんなものでいいのかな?
この先、思い悩むことはやはりあるだろう。
その時は今の話を思い出してみるのもいいかもしれない。
まあ、この話が役に立つのなら、だが。


それじゃあ、この辺で私は去るとしよう……。

 

 

 





「天地革命」より『吾妻聖』&『ケイル・カーティスト』



聖:おお! マジで!? 拍手ありがとなー!

ケイル:ありがとうございます(営業スマイル

聖:いやー、それにしてもありがたいよなー。

ケイル:全くです。

聖:……うん、まあ、な。

ケイル:どうしたんですか? 戸惑ってるようですが。

聖:うん、ぶっちゃけるけど、アンタの変わり様が凄いなー、と改めて実感しまして……。

ケイル:え? 何の話ですか?(にっこり)

聖:いやー……その〜……それ、が、さ(指差しながら)

ケイル:それ、とは?

聖:あ、あのっ、何で笑顔でハリセンスタンバイしてんですか?

ケイル:いえ、場合によっては成敗する必要があるかなと。

聖:成敗!? 何で!

ケイル:私の(営業用の)イメージというものもあるでしょう。それを崩されるわけにはいかないと思いまして。

聖:…………イメージも何も、ハリセン取り出した時点で崩れてるような気が…………。

ケイル:え? なんですって? 口に出てんだよ、馬鹿。

聖:はっ!? また口に出てた!? ってか今の台詞、前半と後半で人格変わりすぎだろ!

ケイル:ああ? 知るか。(鼻で笑い)

聖:うわー、人格変わりやがった! 一体なんなの!? 一体なんなの、アンタ!

ケイル:神族。(馬鹿にしたように)

聖:そうじゃねえよ! その変わり様のことだよ! なんでそこまで変わるんだ!?

ケイル:それは企業秘密だ。

聖:え、そんなレベルの秘密なのか? ってかどこの企業だ、そんなこと秘密にするの!

ケイル:あ? 非公開にでもされてんだろ。企業自体が。

聖:非公開!? 意味分かんねえし! ってか結局アンタってなんなんだ!

ケイル:さっきも言っただろ。

聖:神族、って? あ、そう。うん。そうだね。分かってるっつーに!

ケイル:もしくはどこぞのトレジャーハンター。

聖:何の話だ! ……あれ? 作者がカンペ出してる。

ケイル:あ? 何だって?

聖:えっと、『未だ非公開! 儚き記憶の迷走者での設定です』。んなこと知るかー!

ケイル:その前に『天地革命』の話をしなくていいのか?

聖:いや、元はと言えば、アンタが他作品のネタ引っ張り出してきたんだよ。

 

 

 





「天地革命」より『ディック』&『ユマ』



ディック:拍手貰っちゃった! いえーい! ありがとうござーい!

ユマ:『ござーい』? なんかおかしいよね。あ、ありがとうございます。

ディック:はっはっは。これもオレの人気のおかげかな?

ユマ:絶対違うと思う(首を左右に振りつつ)

ディック:オレって人気あるからなー。

ユマ:すいません。こいつちょっと想像の世界に飛んでるみたいだから、気にしないで。

ディック:それにしてもなー、最近修行キッツイんだよなー。

ユマ:ああ、『四重の守護者』の魔力コントロール練習だっけ?

ディック:練習じゃない。修行! しゅ・ぎょ・お!

ユマ:あーはいはい分かった分かった(棒読み)

ディック:ガビーン! 相変わらず冷たいなぁ。オレ泣いちゃうかも。

ユマ:勝手に泣いてれば?

ディック:しーくしくしくしく……

ユマ:思いっきり口で言ってるじゃん。

ディック:男の子はこれしきの事で泣きません!(胸を張って)

ユマ:分かったってば。

ディック:とにかくなぁ。このまえ修行で火だるま人間になるところだったんだ。

ユマ:火だるま人間?

ディック:あと、生き埋めになるところだった。

ユマ:一体どんな練習してんの!?

ディック:はっはっは。常に危険が付きまとう。だから修行って言ってるんだ。

ユマ:あ、そう。

ディック:あと、こっちの方がなんとなくカッコイイから。

ユマ:結局はアンタのイメージの問題!?

ディック:とにかくだ。毎日が修行、修行、修行! そうさ、オレはハードボイルド〜♪

ユマ:なんか、意味はき違えてない?

ディック:え?(謎の踊り)

ユマ:アンタ、キツイ=ハードって考えて、ハードってつく単語で思い付いたのがそれだったんでしょ?

ディック:いやん、お見通し?

ユマ:キモイ。っていうか、付き合い長いせいでアンタの考えは大体分かるよ。

ディック:付き合いだなんて……オレたちさぁ

ユマ:付き合いって言葉も違う意味で取ってるでしょ? そんなんじゃないし。幼なじみって意味だよ!

ディック:そんな照れるなって! きゃ☆

ユマ:はあ……あたしはアンタのテンションのおかしさについていくのが大変だよ(疲

 

 

 





「天地革命」より『シルマ・ラゼルア』&『死神』



シルマ:……何故俺がこんなところに……。

死神:おお? あたしも?

シルマ:そして何故お前までここに。

死神:ありがとねー!

シルマ:聞いてるか?

死神:それにしても、あたし『死神』って名前じゃないんだけどなぁ。ま、いっか。

シルマ:聞いていないだろう、人の話。

死神:いやー、おまけにあたしって、本当ならこの作品じゃないんだよね。メインで出るのは。

シルマ:聞いてないな。

死神:出番多いからいいんだけどさー。

シルマ:することがなさそうだから、俺は帰るぞ?

死神:あーっと、待った待った! 帰るな、帰るな!

シルマ:……何なんだ、一体。

死神:わざとシカトしてた。

シルマ:………………帰る。

死神:あーあー、怒りなさんなって!

シルマ:帰らせろ。

死神:あんたってすぐ不機嫌になるねー。まあ、それでこそ、からかい甲斐があるってもんか。

シルマ:ふざけるな。

死神:ふざけてないよー。いいから、ほら。あんたもお礼言いなよ。

シルマ:俺が、か?

死神:だってこれ「天地革命」の人たちでお礼言わなきゃ意味ないでしょー?

シルマ:お前がさっき言ってただろう。

死神:それはそれ、これはこれ! それにあたしは「天地革命」に出たけど、ゲスト。メインじゃないの。

シルマ:礼には変わりないだろう。

死神:ゲストのあたしだけがお礼言ってどうすんのさ。礼儀というものをわきまえましょうね? 改転生族さん。

シルマ:…………ありがたい、と思う。

死神:え、なにそれ? 自分の心境言ってどうすんのさ。

シルマ:……礼、のつもりだが……。

死神:……えーっと、まずはお礼の仕方から覚えるべきだね、あんたは。

シルマ:何がいけなかったんだ?

死神:色々。それじゃあ、あたしが締めちゃうか。拍手、ありがとうございました!



※意味不でごめんなさい。

 

 

 





「儚き記憶の迷走者」より『リーザス』&『ケイル』



リーザス:え!? ちょっと待て、オレらまでここに引っ張り出されてきたのか!?

ケイル:ああ、本編も公開されてないってのにな。

リーザス:大問題だよ、ある意味。本編の前に拍手デビューか。うーん、喜ぶべきか?

ケイル:知るか。

リーザス:お前に聞いてねえよ(即答)あー、なにやればいいんだ?

ケイル:適当に礼でも言やあいいんじゃねえか?

リーザス:適当かよ。拍手ありがとうございまーす! ……ってこんなんでいいのか。

ケイル:さあな。

リーザス:お前も言えよ。

ケイル:なんでだよ。

リーザス:それが礼儀と言うもんじゃねーの? 礼言うのオレだけでいいのかよ。

ケイル:ダリィ。

リーザス:うわっ。お前、つくづく腹立つなぁ〜。って、あ?

ケイル:なんだよ。

リーザス:いや〜、オレの見間違いじゃあないとすれば、なーんか遠くに見たことある顔が。

ケイル:あ? ……ああ、あれじゃねえか?

リーザス:あれって誰。

ケイル:警備員。

リーザス:ああ、あの時の。ってヤベェじゃん! オレらあれからマークされてんだぞ!!

ケイル:俺はありえるが、お前はどうだかな。

リーザス:……なんだろう。喜んでいいはずなのに、屈辱感と言うか、敗北感を感じる……。

ケイル:(シカト)逃げるか。

リーザス:気付かれないうちにそーっと……。

?:……ん? あー! お前らはぁ!

リーザス:げっ。さっそく見つかったし!

ケイル:(すでに遠くへ走り去ろうとしている)

リーザス:おーい! このっ、一人だけとんずらしてんじゃねー!!

?:待て!(発砲)

リーザス:あわわわわ! あー、もう! こんなオチかよー!!(逃走)